| City104|>City104発明家コラム「ストロー浄水器 mizu-Q」
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Vol.4 あべこべシューズ Vol.5 mizu-Q Vol.6 エジソンお玉
Vol.7おもしろレンズ Vol.8遮影カーテン Vol.9チャーガ ナチュレ
Vol.10エムイープラス Vol.11cure-α Vol.12 光る風船
Vol.5 「ストロー浄水器 mizu-Q」

第5回目のCity104発明家コラムは(株)明宏の山本康行さん。
災害時の必需品、「ストロー浄水器mizu-Q(ミズキュー)」はどのようにして生まれたのでしょうか?
開発は今から20年ほど前までさかのぼります。
当時の苦労話から今日に至るまでの経緯を、聞かせていただきました。
Vol.5 「ストロー浄水器 mizu-Q」 山本康行さん


昭和58年、家庭用浄水器の製造をしていたのがきっかけで、万一の災害時、川や池の水でも飲める携帯用の浄水器ができれば、多くの人の役に立てるのではないかと研究をはじめました。

最初の形状は、水筒タイプの容器にポンプを付け、蓋をコップとして使えるようにしたものでした。
本体材料を抗菌剤入りにしたり、抗菌作用のある鉱物を使ったりといろいろ試しましたが、どうしても大腸菌や雑菌が少し残ってしまい、万全を期す為、やむなく水道水に入っている塩素(殺菌剤)を使うこととしました。入手容易な液体の塩素、(次亜塩素酸ナトリウム)を使うことにしたのです。

しかし、水質試験所に川や池の水を持ち込み、何度もろ過装置を試験してもらいましたが、なかなか思うようなデータが出ません。
ろ過材の種類、充填方法等、試行錯誤し、2年を経てやっと水道基準法に合った製品が完成しました。

さっそく量産を始め、東急ハンズ等、数店で取り扱ってもらうことが決まったのですが、1年もたたないうちに商品に付いているクサリが錆びている等の返品が多発しました。液体塩素の酸が、少しづつ揮発していたことが原因でした。全品回収、生産中止となりました。

平成に入り、大手薬品会社で、液体塩素に変わる粉末の物を開発してもらいました。
揮発性はほとんどなく、長期保存も可能、万一衣服に付着してもすぐ漂白されてしまうこともないので、より安心な製品となりました。

平成2年、携帯性、コスト面を考えて、“ストロータイプ”の物に形状を変え、直接口で吸って飲むことにしました。

平成4年には東京都の『優良商品』として認定され、数多くのマスコミに取り上げられましたが、防災意識が低く必要を感じないのか、あまり売れませんでした。
それが一気に注目されたのは、平成7年の阪神大震災からです。生産が間に合わない状態となりました。

震災はいつ、どこでおこるかわかりません。防災袋に入れて置く他、いつでも携帯していれば万一の時の飲料水の問題は解決できます。生命を守る第一は『水』なのです。


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