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ごまの主な成分

たった大さじ2杯で200gのステーキ一枚分!?
ごまの大さじ2杯(約20g)に含まれる栄養素は、鉄分:ほうれん草65g分、カルシウム:牛乳1本分(約200cc)、ビタミンB1:胚芽米のご飯240g分、食物繊維:ピーマン140g、と数字だけ見てもその栄養価の高さがわかります。

ごまは油糧種子と言われるように、種子の半分以上が脂質です。
脂質と聞くと、どうしてもコレステロール気にしてしまいますが、ごまの油脂を構成する脂肪酸は、体に良い効果をもたらす必須脂肪酸で成り立っています。
必須脂肪酸とは、人間にとって必要なものにもかかわらず、体内で生成することができません。ですから必須脂肪酸をとるには、食物から摂取するしか方法がないのです。

<必須脂肪酸>
必須脂肪酸にはリノール酸、リノレン酸、アラキドン酸の3つがあります。
ごまにはこの3つのうちリノール酸、アラキドン酸が多量に含まれています(リノレン酸は微量に含有)。
リノレン酸
ごまに含まれる必須脂肪酸であるリノレン酸は、血圧降下に効果を発揮します。また、血圧を一定に保つ効果もあるのです。ですから高血圧の人にはうってつけの食物と言えます。
また血液の流れを促し、血液をきれいにする役目もあるので、動脈硬化や脳血栓などの成人病の予防にも大いに役立ってくれるのです。

アラキドン酸
リノール酸が体内には入ると、肝臓でアラキドン酸という物質に変化します。
そしてさらにプロスタグランディンへと変化を遂げます。実はこの物質は、ホルモン様の働きをして血圧を降下させる効果があるのです。またこれは、血液が収縮したり、凝固させる働きのある血小板が血管内で凝集するのを抑制し、血圧が上昇するのを防ぎます。つまりリノール酸無しでは、アラキドン酸は生み出されないということになります。
  

<高品質なたんぱく質>
ごまの栄養素の20%は、この大切なたんぱく質。たんぱく質は20種類のアミノ酸で構成されています。そのアミノ酸の中でも、体内で生成されないものがあり、これを必須アミノ酸と呼びます。これらは必須脂肪酸と同様、食物から摂取する以外、体内に取り込むことができません。
その含有率は「畑の肉」といわれる大豆よりもはるかに多いのです。

メチオニン
ごまには大豆の3倍ものメチオニンが含まれています。
このメチオニンの働きは、私たちの体を作る細胞の生理代謝に必要な物質。これが欠落すると、肝臓の働きが鈍くなり、健康面で大きな打撃を受けることになります。
肝臓の機能が衰えると、老化が進み、疲労の原因となります。メチオニンは体内で飽和状態になっても、余剰分はコリンという物質に変化します。これは血中コレステロールを減らし、また脂肪となって、体を動かすのに必要なエネルギーを出します。それによって、現在問題となっている肥満を予防してくれるのです。
今、書いている筆者もごまは良く食べるので肥満ではありません。

トリプトファン
これはビタミンBの仲間である。ナイアシンの前駆体で、肌荒れを防ぎ、艶のある髪をを作る”美のための物質”です。さらにストレスによるイライラ、精神不安定を改善する作用も知られています。

アルギニン
必須アミノ酸ではありませんが、ごまには発育成長期に必要なアルギニンも多く含まれています。
これは成長期に活発になる細胞分裂に欠かせないたんぱく質です。特に成長期といわれる若い年齢層の方は、積極的に摂取したい大切な物質です。


<ビタミンE>
運動能力を高めると言われている、”ビタミンE”は別名”スタミナビタミン”。
激しい運動をする運動選手は、運動をする前後にビタミンEを飲むほど、このビタミンのパワーはすごいのです。
ビタミンEは血液の流れを促し、血行をよくする働きがあります。このことは、血管壁のコレステロール沈着を抑えるので、動脈硬化症候群を抑える結果になります。
これはビタミンEの抗酸化作用によって、血液成分に対する酸化を抑え、老化を防ぐのです。
一方ビタミンEは、皮膚に生ずる老化性褐色斑、つまりリポフィスチンの生成の抑制に大きな役割を果たします。
つまりごまを摂取していれば、老化現象を遅らせることが可能と言えます。
ビタミンEのもうひとつの別名である”若返りのビタミン”の意味がこれなのです。


<ミネラル>
ごまは多くのミネラルを含む宝庫でもあります。人間が生きていくためには、酸素窒素、炭素の他に、このミネラルという無機質も必要になってきます。


<カルシウム>
ごまは100g¥に約1200mgのカルシウムを含有しています。これはチーズの2倍牛乳の11倍の含有量というのですから、なんとも凄い。
カルシウムは骨格成分のほかに、血液のアルカリ性維持、血液の凝固、心筋の収縮作用、興奮や刺激の緩和、その他多くの生理上重要なミネラルです。
カルシウム不足によって起こるイライラや、最近問題視されている骨粗しょう症を防ぐためにも、ごまは大いに役立っています。


<セレン(セレニウム)>
セレンは細胞の代謝を活発にするのに効果的な物質、つまり若返りを促すのです。
また、セレンはビタミンEと一体となって、抗酸化作用をあらわし、ごく微量でも細胞を若返らせ、老化を防止するといった相乗効果を表します。
ごまはビタミンEを多く含むので、老化を防ぐ効果が他の食品と比べものにならないほどあると言ってもよいでしょう。


-その他のミネラル
<マグネシウム>
ごまのマグネシウムは100g中、350mgと大変豊かです。他の食品と比較すると大豆の2.5倍、玄米の3倍です。
マグネシウムは骨の構成、筋肉、脳、神経と深く関わりを持っています。また、神経の高ぶりを抑制するので、ヒステリーをおこしやすい方には特にお勧めのミネラルです。

<鉄分>
ごまの鉄分はほうれん草の3倍近い量に相当します。貧血、また妊娠中の方は、多く摂取したい物質です。

<食物繊維>
ごまの見逃せない成分に食物繊維があります。食物繊維には腸内に溜った便の排出、腸内細菌を良い状態に保つ働きをしてくれます。そして血中コレステロール、血糖の改善にも効果があると言われています。すなわち心臓疾患、動脈硬化、糖尿病、大腸癌を抑制するのです。
  
<フィチン酸>
穀類、豆類、種実類に多く含まれるフィチン酸は最近になつて、脚光を浴びはじめている成分です。その主な効果は癌予防です。